アオミズ(イラクサ科)[青みず] |
同属のミズに似ていて紫褐色を帯びず、全体が緑色なのでこの名がある。 山野の陰湿地に生え、茎は直立し、高さ30-50cmになる1年草。全体が緑色で多汁で軟らかい。 葉は葉身と同長程度の長い柄があって対生し、長さ3-10cmの菱状卵形、基部は広いくさび形で先は尾状に伸び、ややとがる。縁に5-10対の3角形の鋸歯があり、3脈が目立つ。托葉は小型で1-2mm。 葉腋に長さ1-3cmの集散花序がつき、小さな雄花と雌花を混生する。雄花は花被片と雄しべが2個ある。雌花の花被片は線状披針形で3個あり不同長で果実より短い。 果実は長さ1.2mmの広卵形の痩果で、表面に褐色の隆起した点が散在する。 よく似たミズは、茎がふつう紫褐色を帯び、葉の鋸歯がとがらず、葉先も尾状にならないことなどで区別できる。なお、ヤマトキホコリも青みずとよばれるが、もちろん別種で山菜として利用されるもの。 花期:7-10月 分布:北・本・四・九 撮影:2005.9.4 青森県五戸町 |
全体緑色。葉先は尾状に伸びる。 2016.11.18 神奈川県横須賀市 花序は葉腋につき、小さな雄花と雌花を混生する。 2021.10.7 川崎市多摩区 葉脈は3脈がよく目立つ。あまり虫食いされない。 2021.10.7 川崎市多摩区 |
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