エゾノイワハタザオ(アブラナ科)[蝦夷の岩旗竿] |
山地の岩上のほか海岸草原にも生える多年草で、高さ15-40cmになる。 フジハタザオの変種で、根生葉と茎葉に2分岐毛と星状毛があるが、2分岐毛が硬くて明らかな柄があるものをいう。2分岐毛を拡大してみるとYの字に見える。 根生葉はロゼット状につき、長さ2-8cmの長倒卵形で先は円く、縁に粗い鋸歯がある。茎葉は互生し、長楕円形で先はとがり基部は耳状に茎を抱く。とがった鋸歯があるものもあればほとんど目立たないものもある。 茎の先の総状花序に長い柄のある白い4弁花を多数まとめてつける。萼片は4個、花弁も4個で長さ6-9mmの倒卵形。雄しべは6個。 果実は長さ5-8cmの長角果で、軸に沿って束にならず外側に弓状に開出する。種子は1列に並ぶ。 この仲間(ヤマハタザオ属)は葉の形や鋸歯など、地域によって変異が大きく、変種や品種が多いので同定はかなり難しい。 花期:4-7月 分布:北・本(北部) 撮影:1997.6 岩手県大迫町 |
2004.5.24 青森県三沢市 総状花序に白色4弁花を多数つける。 2004.6.5 岩手県湯田町 山地の岩上に生える。 2007.4.29 秋田市 茎葉の基部は耳状に茎を抱く。 2007.4.29 秋田市 |
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