エゾウラジロハナヒリノキ(ツツジ科)[蝦夷裏白鼻嚔の木] |
山地帯~亜高山帯の日当りのよいところに生える落葉低木で、よく分枝して高さ0.5-1.5mになる。本州では日本海側の多雪地に多い。 葉はほぼ無柄で互生し、長さ4-10cm、幅2.5-7cmの卵状楕円形で先はとがる。葉の表面は光沢がなく、裏面は白色を帯びる。葉の縁に腺毛が生える。 枝先に5-15cmの総状花序を出し、淡緑色の目立たない壺形の花を下向きに多数つける。花冠は先が小さくすぼまり5裂して反り返る。 果実は扁球形の蒴果で熟すと5裂し、細かい多数の種子を出す。有毒植物。 基本種のハナヒリノキは、エゾウラジロハナヒリノキよりも低地に生え、葉の幅が1.5-5cmと狭い。 葉の裏面が白色を帯びないものをヒロハハナヒリノキというが、YListでは本種のシノニムとして扱っている。中部地方以北と中国地方にはウラジロハナヒリノキが分布する。 花期:7-8月 分布:北・本(主に北部日本海側) 撮影:2001.7.8 青森市 |
枝先の総状花序に淡緑色の目立たない花を下向きに多数つける。葉の裏面は白色を帯びる。 2005.6.12 青森市 |
ウラジロハナヒリノキ戻る |
検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。 |