ギンパイソウ

ギンパイソウ(ナス科)[銀盃草]

上向きに咲く白い大きな花を銀の盃に見立てたもの。別名ギンサカズキという。ニーレンベルギアの名で流通している。

南アメリカ原産で明治時代末期に園芸用に渡来した多年草。茎は地をはい、節から根を下ろしてマット状に広がる。高さ5-10cm程度なのでグランドカバーとして栽培されるが、まだ少ないながら日当たりのよい草地で野生化しているものがある。
根生葉は長さ3-5cmのへら形で先は鈍形、基部は葉柄に流れ、葉柄は暗紫色を帯びる。
葉腋から直径3-4cmの盃形で芳香のある花を上向きに1個つける。萼裂片は5個。花冠は白色ときに淡青色、淡紅色を帯びて長い筒部があり、先は大きく開いて浅く5裂し、裂片の先は円い。花の中心に黄色の斑紋がある。雄しべは5個。雌しべは1個。果実は蒴果。
花期:5-9月
分布:帰化植物
撮影:2021.5.31 東京都八王子市
ギンパイソウの花
白い大きな盃状の花が上向きに咲く。 2021.5.31 東京都八王子市

ギンパイソウの葉
葉はへら形で葉柄は暗紫色を帯びる。 2021.5.31 東京都八王子市


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。