ハマアカザ(ヒユ科)[浜藜] |
名はアカザの仲間で浜に生えることから。 海岸の砂地や岩場に生える1年草で、茎は無毛で斜上または直立して枝を分け、高さ40-60cmになる。 葉は柄があって全て互生し、下部の葉は長さ2-8cm、幅2-4.5cmの3角状卵形~披針形で基部はくさび形で先はとがり縁に少数の歯牙があり、上部の葉の幅は狭くなって全縁となる。やや肉質で、裏面は白色を帯びる。 茎頂や葉腋から花穂を出し、淡緑色の小花を密につける。花穂には雄花と雌花が混じってつく。雄花は花被片と雄しべが5個あって苞はない。雌花には花被片はなく、2個の苞が大きくなって果実を包む。苞は長さ0.6-1cm、幅5-9mmの卵形~3角形で先はとがり基部は切形~やや心形、1中脈がある。 果実は胞果。種子は長さ4mm、幅3.2mmの楕円形で褐色、表面にしわがある。 新芽や葉は山菜として利用する。 葉の形や厚さ、大きさなどはさまざまな態様が見られる。葉が全体的に長披針形~線形でほぼ全縁のものをホソバハマアカザという。ただし、どちらなのか迷うような個体も多い。帰化植物のホコガタアカザは下部の葉が対生し、葉形は3角形。 花期:8-10月 分布:北・本 撮影:2004.8.29 青森県八戸市 |
2004.8.29 青森県八戸市 |
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