ヒロハフウリンホオズキ(ナス科)[広葉風鈴酸漿] |
名は、ナガエノセンナリホオズキ(別名フウリンホオズキ)よりも葉幅が広いことからついたもの。 畑の縁、荒れ地、道端などに生える北アメリカ原産の1年草で、茎は太く稜があり、よく分枝して高さ40-80cmになる。 葉は互生し、長さ4-10cm、幅3-6cmの卵形で縁に不規則なとがった鋸歯が少数あり、基部はくさび形~円形で先は鋭くとがる。葉柄は花時で長さ0.5-1.5cm、果時で2cm。 葉腋に花を横~やや上向きに単生する。花柄は短く、長さ約1cm。萼は無毛、長さ4-5mmの鐘形で5裂し、裂片は長さ2-2.5mm。花冠は5角形で直径0.7-1cm、黄白色で中央は多少褐色を帯びるが濃紫色にはならない。雄しべは5個で葯は長さ約2mm。 果実は直径0.8-1.5cmの球形の液果で、花後に長さ2.5-3cmの袋状に肥大した萼にゆるく包まれる。種子は多数。萼は10稜があり緑色、脈は紫褐色を帯び、次第に全体が紫褐色になる。果柄は長さ1-2cmで紫褐色を帯びる。 よく似たナガエノセンナリホオズキは、花柄が長く3-7cmある。 花期:7-11月 分布:帰化植物 撮影:2019.9.13 横浜市中区 |
茎はよく分枝して横に広がる。 2020.11.18 横浜市中区 蕾。葉腋に黄白色の花を単生する。 2019.9.13 横浜市中区 花冠は5角形で径0.7-1cm。中央は多少褐色を帯びるが濃紫色にはならない。 2020.11.18 横浜市中区 萼は裂片を含めて長さ4-5mmで5裂し、裂片はその半長。 2020.11.18 横浜市中区 葉の縁に不規則なとがった鋸歯がある。 2020.11.18 横浜市中区 宿存萼に10稜があり、稜は紫褐色を帯びる。 2021.10.12 横浜市中区 宿存萼が液果をゆるく包む。 2020.11.18 横浜市中区 |
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