カラミント(シソ科)[Calamintha nepetoides] |
名は、ギリシャ語で美しいという意味の「Cala」とミント「Mentha」がつながったもの。別名オオトウバナ、カラミンサという。 南ヨーロッパ、地中海沿岸原産の多年草で、薬用またはハーブとして栽培されたものが逸出して道端や河川敷など日当たりのよいところに生えているのを見るが、まだ多くない。 茎は基部からよく分枝して直立し、高さ40-50cmになる。茎は4稜形で下向きの屈毛がある。 葉は常緑で対生し、長さ1-3cm、幅1cmの卵円形で全縁またはごく低い鋸歯があり、先は鈍形~円形。縁と裏面脈上に短毛があり、裏面全体に腺点が密生、もむと強いミントの香りが立つ。 花は白色~淡紅色、長さ7-8mmの唇形花で多数つき、下唇内面に紅紫色の斑点と毛がある。萼は短毛が生え、唇形で13脈があり、上唇は3裂、下唇は2裂する。下唇の裂片は長さ1-2mmで細長くて鋭い。雄しべは4個でうち2個が長い。葯は2室。 果実は4分果で分果は網目模様はなく平滑。 花期:6-10月 分布:帰化植物 撮影:2020.10.6 神奈川県藤沢市 |
花冠は白色~淡紅色で下唇内面に紅紫色の斑点がある。萼も唇形で下唇裂片が細長く伸びる。 2020.10.6 神奈川県藤沢市 葉は卵円形で裏面全体に腺点がある。 2020.10.6 神奈川県藤沢市 |
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