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キハギ(マメ科)[木萩] |
ハギの仲間は木なのか草なのかよく分からないものが多いが、はっきり木質化するのでこの名がある。 日当たりのよい乾いた山野の林縁や岩場などに生え、高さ1-3mになる落葉低木で、青森県以南に分布する。枝に伏毛が密生し、冬も地上部は枯れず木質化するが、上部は細く下垂する。樹皮は灰色で縦に浅く裂ける。 葉は枝に平面的に並んでつき、長さ4-10cmの3出複葉でやや厚く、頂小葉は長さ3-6cm、側小葉は長さ2-4cmの長卵形~長楕円形で全縁、縁はやや波打ち、先は鋭頭または鈍頭で先端は針状。表面は濃緑色で無毛、裏面は淡緑色で伏毛がある。托葉は細くて長い。 葉腋から総状花序を出し、長さ1cmほどの蝶形花が下から咲き上がる。萼は4裂し、萼片は卵形で先はとがる。花は淡黄白色で旗弁の中央部と翼弁が紫紅色を帯びるのが特徴で、他に似たものがないので見分けやすい。 豆果は長さ1-2cmの扁平な長楕円形で、先は急にとがりまばらに伏毛があり裂開しない。中の種子は1個。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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