キソケイ(モクセイ科)[黄素馨] |
ソケイ(ジャスミン)属で黄色の花をつけるのでこの名がある。別名シンソケイ。 ヒマラヤ原産で、明治時代初期に渡来して観賞用に栽培される常緑低木で、地際から株立ち状によく分枝して高さ1-2.5mになる。枝は緑色で無毛、稜があり、しばしばにつる状に他物にもたれる。 葉は互生し、長さ6-15cmの奇数羽状複葉。小葉は3-7個(2-3対)、長さ2-5cm、幅1-2.5cmの卵状長楕円形で全縁、先は鋭くとがる。両面とも無毛で裏面は緑白色。 枝先に散房状の花序を出して、直径2.5-3cmの鮮黄色の花を8-20個つける。香りはほとんどない。萼は無毛で短い5歯がある。花冠は長さ約2cmの筒状で、先は5裂してやや覆瓦状に重なって平開する。雄しべは2個が花筒内面上部につき花冠から僅かに突き出る。子房は上位で花柱は雄しべより短く、柱頭は2裂するが外からは見えない。 果実は液果だが日本ではほぼ結実しない。 オウバイモドキは花冠が6裂以上で大きく、直径4-5cm。葉は3出複葉。枝は枝垂れる。オウバイは早春の2-4月に咲き、花冠は直径2-2.5cmで6裂。葉は3出複葉で落葉する ソケイは葉は対生し、花は白色で夏~秋に咲く。 花期:4-7月 分布:帰化(栽培)植物 撮影:2024.4.23 横浜市南区 |
枝先の散房花序に多数の花をつける。 2024.4.23 横浜市南区 萼は無毛で短い5歯がある。花冠裂片は覆瓦状にやや重なる。 2024.4.23 横浜市南区 花冠は筒状で先が5裂する。下の画像のように花冠が6裂するものもある。 2021.5.10 横浜市南区 雄しべは2個で葯が外から見える。雌しべは見えない。 2023.5.11 横浜市南区 葉は互生し、小葉は2-3対。 2023.5.11 横浜市南区 枝は緑色で稜がある。 2024.4.23 横浜市南区 |
オウバイモドキに戻る |
検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。 |