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コスモス(キク科)[秋桜] |
知らない人がいないほど有名な園芸植物で、多数の品種がある。別名オオハルシャギク、アキザクラ。 メキシコ原産で、明治時代中期には既に渡来し、末期には全国に普及して観賞用に栽培されるようになった1年草。全国各地の庭や公園、観光施設などで普通に植えられているので、道端や河川敷などで野生化しているのを見るが、問題になるほど定着しない。茎は細く、直立してよく分枝し、高さ1-2mに達する。全体無毛。 葉は柄があって対生。2-3回羽状に深裂し、裂片は糸状。 茎の上部で分枝し、長柄の先に直径6-10cmの頭花を多数つける。花床は鱗片がある。周辺の舌状花はふつう8個、長さ2-3cmで先端が3裂、結実しない。舌状花は白色、淡紅紫色、赤色など多彩。筒状花は黄色で多数。総苞片は2列で、草質の外片8個は線状披針形、膜質の内片8個は卵形。 痩果は長さ0.7-1.5cmの線形で長い嘴がある。 同属のキバナコスモスは大正時代初期に渡来。茎が太くて倒れにくく、舌状花は橙黄色。葉は1-2回羽状深裂し、裂片はコスモスよりずっと幅広い。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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