ミドリハカタカラクサ(ツユクサ科)[緑博多唐草] |
南アメリカ原産の多年生の帰化植物。ノハカタカラクサによく似ていて葉が裏面も緑色でやや大きく、結実しないものをいい、園芸品種シロフハカタカラクサが斑を失ったものと推定されている。 野生化して林下などに生え、茎は多汁で途中の節から発根しながら地をはい、長さ1mほどになり先が斜上する。 葉は両面とも緑色で光沢があり、長さ3-6cmの卵状楕円形で先はとがり基部は無柄で鞘となる。縁に微細な毛があり、鞘口部に粗い長毛が生える。 花冠は白色で直径1.5-2cm。外花被片(萼片)は緑色で3個、背面に粗い長毛がある。内花被片(花弁)は白色で3個、長さ0.7-1cmで同長同形。雄しべは6個で葯は黄色。花糸に数珠状の細胞が並んだ白い長毛が密生する。通常、稔性はないという。 ノハカタカラクサは葉がやや小型で、葉裏や茎、花茎が紫色を帯び、稔性がある。オオトキワツユクサは園芸植物のシラフツユクサの斑を失ったもので全体に大きく、葉は長さ7-12cm。稔性はない。 花期:5-8月 分布:帰化植物 撮影:2011.5.6 千葉県館山市 |
葉の裏面も緑色なので、表面は暗緑色とならない。 2019.2.20 横浜市中区 葉の裏面は赤みを帯びない。 2019.5.28 神奈川県小田原市 雄しべは6個で葯は黄色。花糸に白い長毛が密生する。 2022.5.23 神奈川県三浦市 花糸に密生する白毛は数珠状の細胞が並んだもの。 2020.5.1 横浜市磯子区 ハイキングコース沿いに密生して咲いていた。 2022.6.1 神奈川県横須賀市 |
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