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シマテンナンショウ(サトイモ科)[島天南星] |
名は八丈島、三宅島、御蔵島に分布するのでついたものだが、なぜか神奈川県平塚市の丘陵地で見つかっている。平塚市での開花時期は2-3月。 林下や林縁に生え、高さ20-60cmになる多年草。球茎は扁球形で上部から根を出し子球をつける。 ほぼ同大の葉が2個あり、鳥足状に9-15枚の小葉をつける。小葉は狭楕円形で縁は細かく波打ち、先は尾状に伸びて鋭くとがる。 花序柄は花時には葉柄より短い。仏炎苞は緑色でまれに帯紫色で白条は入らず、長さ15cmほどで筒部は長さ7cm、舷部は前に曲がり、中央部がやや盛り上がり、広卵形でやや尾状に伸びてとがる。付属体は無柄で鞭状、基部は白色で上部は紫色を帯びた緑色で次第に細くなり、仏炎苞の外に長く伸び出す。雌株では付属体の基部に角状突起がある。 伊豆七島ではヘンゴ、ヘンゴダマとよんで、球茎をゆでてから搗いて団子にして食べる。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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