タカアザミ(キク科)[高薊] |
名は背が高いアザミの意。頭花の枝が長く高く突き上がるからとも。 北方系のアザミで、本来日本にあったものではないといわれる。原野や、堤防・河原など湿り気のある草地に生える大型の越年草で、茎は角張り、クモ毛がある細い枝を多数上に出して高さ1.5-3mになる。 根生葉と下部の葉は開花時には枯れてなくなっており、茎中部の葉は草質で薄く、長さ15-25cmの長楕円形で羽状に5-6深裂する。頂裂片は尾状に長くとがり、側裂片は間が広くあく。上部の葉は次第に小さくなる。 頭花は淡紫色~紅紫色、直径2.5-3.5cmで、長い柄の先にぶら下がって下向きに咲く。総苞は長さ約2cmの卵球形で総苞片は8列で線形、外片は短く反り返る。小花は細く、長さは1.7-2.2cm。狭筒部は広筒部より1.5-2.5倍長い。 花が白いものはシロバナタカアザミという。 花期:8-10月 分布:北・本(長野県以北) 撮影:2005.9.23 青森県八戸市 |
ドラゴン花火が吹き上がっているのによく似ている。 1999.9.12 青森県八戸市 高さ2mを超えるものも多い。 2001.9.9 青森県八戸市 |
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