ヤエクチナシ

ヤエクチナシ(アカネ科)[八重口無し・八重山梔子]

クチナシの八重咲き品種。葉はクチナシより円みがある。園芸品種のオオヤエクチナシ(YListではヤエクチナシのシノニムとしている。)は、大輪でヤエクチナシよりさらに葉に円みがあり、長卵形~楕円形。果実は実らない。花は大きく、直径10cmに達する。華やかで香りも強いので本家のクチナシよりも人気があり、公園などで植栽されるものの多くはこちら。
なお、大正9年(1920年)に熊本市の立田山で見つかった野生の八重咲きクチナシは稔性もあり、クチナシの一品種ヒゴヤエクチナシと名付けられた(Ylist記載なし)。花径6-9cm。現在もその場所で生きているかは不明だが、挿し木により殖やされた株がいくつも残されているようである。
花期:6-7月・9月
分布:園芸植物
撮影:2024.6.7 横浜市南区
ヤエクチナシ-2
花冠は裂片が覆瓦状に並び、全体がねじれる。 2024.6.7 横浜市南区

ヤエクチナシの葉
葉はクチナシより円みがある。 2024.6.7 横浜市南区

ヤエクチナシの樹皮
樹皮は灰緑色~灰褐色。 2024.6.10 横浜市南区

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