ヤエヤマブキ(バラ科)[八重山吹] |
ヤマブキの八重咲き園芸品種。自生もあると思われるが、古くから人家の庭で植栽される。主幹はなく細い茎が叢生し、高さ1.5-2mになり、周りに多くの地下茎を出す。若枝は緑色。 花は直径4-5cm。開花はヤマブキより遅く、雄しべが弁化し、雌しべは退化しているため結実しない。 太田道灌が鷹狩りの途中で雨に降られ、村の家で蓑を借りようとしたところ、その家の娘が兼明親王の古歌「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」という歌に寄せて「蓑」と「実の」をかけて、貧しくて貸し出す蓑もないとして黙ってヤマブキの枝を差し出したという逸話があるが、この山吹はこのヤエヤマブキのこと.。 花期:4-5月 分布:北(南部)・本・四・九 撮影:2021.4.6 川崎市多摩区 |
細い茎が叢生し、周りに地下茎を伸ばす。 2015.4.16 横浜市中区 一部弁花が不完全で雄しべが残ることがある。 2021.4.6 川崎市多摩区 2024.4.10 横浜市戸塚区 2021.4.6 川崎市多摩区 |
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