アイアシ

アイアシ(イネ科)[間葦]

名はアシ(ヨシ)にやや似ているが違うものだという意味という。

河口や海岸の湿地や干潟などに生えるやや大型の多年草。茎は直径0.5-1cmと太くて硬く、高さ0.8-1.6mになる。太い根茎が長く横にはい、短い鱗片に被われる。
葉は長さ20-40cm、幅1-4cmの広線形で厚くて硬く、先は長くとがり基部は長い鞘となる。葉舌は短い。葉鞘の上端と縁に毛がある。
長さ10-25cmの斜上した総が5-12個、茎の先に掌状に出る。花序軸はやや3稜形で太い。小穂は各節に柄のあるものと柄のないものが対になってつく。対になった小穂はほぼ同形で、長さ約1cmの長披針形、無毛で芒はない。第1苞穎は革質の披針形で2竜骨があり、第2苞穎はボート形。
花期:6-10月
分布:北・本・四・九
撮影:2019.7.30 神奈川県横須賀市
アイアシ-2
河口や海岸の湿地に生える。 2019.7.30 神奈川県横須賀市

アイアシ-3
斜上する総が掌状に出る。 2019.7.30 神奈川県横須賀市

アイアシの葉
葉は広線形で先は細長くとがる。 2019.7.30 神奈川県横須賀市


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。