ベニバナニシキウツギ

ベニバナニシキウツギ(スイカズラ科)[紅花二色空木]

ニシキウツギの品種で、花色が白色から紅色に変化するのではなく、初めから濃紅色の花をつけるものをいう。初めから濃紅色の花をつける点でヤブウツギとよく似ているが、ヤブウツギは花冠や萼の外面に開出毛が密生することなどで見分ける。花が白色のまま紅色に変化しないものをシロバナニシキウツギという。
ニシキウツギとヤブウツギの分布の接する辺りには、両者の雑種起源と考えられるものが見られ、そのうち花色が初めから濃紅色のものをフジサンシキウツギ、花色が白色から赤色に変化するものをフジニシキウツギという。
花期:5-6月
分布:本・四・九
撮影:2022.5.20 神奈川県南足柄市
ベニバナニシキウツギ-2
花は咲き始めから濃紅色。 2022.5.20 神奈川県南足柄市

ベニバナニシキウツギ-3
萼や花冠外面にヤブウツギのような密生する開出毛はない。 2022.5.20 神奈川県南足柄市

ベニバナニシキウツギ-4
2022.5.20 神奈川県南足柄市

ベニバナニシキウツギの葉
ニシキウツギと葉は同様。 2022.5.20 神奈川県南足柄市

ベニバナニシキウツギの樹皮
樹皮。 2022.5.20 神奈川県南足柄市

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