ギシギシ(タデ科)[羊蹄] |
名の由来は諸説あるが不明。 田畑のあぜや湿った道端などに生える多年草で、茎は緑色で直立し、上部で分枝して高さ0.4-1mになる。根は黄色~赤橙色で太い。 同属の外来種が数種入り込んでおり、区別が難しいことがある。交雑しやすく、どちらともつかないような個体も多いことがいっそう同定を難しくしている。 葉は緑色で、下部の葉は柄があり、長さ10-25cm、幅4-10cmの長楕円状披針形で先は鈍形、基部は鋭形~やや心形で縁は大きく波打つ。毛はないか裏面脈上に硬い毛がある。上部の葉は無柄。 花は淡緑色で枝先の節々に5-12個が輪生し、全体に狭い円錐花序になる。花被片6個のうち、内側の3個は広卵状心形で縁に低い鋸歯がある。中脈上のこぶ状突起は長卵形で花被片の半ばまで達する。雄しべは6個、花柱は3裂し、柱頭は房状になる。 果柄に関節があり、痩果は3稜形で長さ2.5mm。普通は赤味を帯びない。 帰化種のエゾノギシギシは、翼状花被片の縁に刺状の突起がある。アレチギシギシはこぶ状突起が大きく赤褐色となり、翼状花被片は全縁。スイバは雌雄異株で、葉の基部が矢じり形になる。 花期:5-8月 分布:日本全土 撮影:2004.8.21 青森県三沢市 |
2017.2.6 神奈川県横須賀市 |
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