ハマカンゾウ(ワスレグサ科)[浜萱草] |
沿海地の日当たりのよい岩上や草地に生え、高さ70-90cmになる多年草。 葉は濃緑色で厚みがあり、長さ60-70cm、幅1-1.5cmの線形。根元から袴状に2列に並んで出る。葉はふつう越冬するが、枯れるものも見られる。 花茎の先に橙赤色の花を3-6個上向きにつける。花茎に小さな葉をつけることがある。花は朝に開き夕方に閉じる一日花。花被片は6個で長さ8-10cm、中央に黄色の筋があり、基部は合着して長さ2.5-3cmの筒形になる。内花被片3個は幅が広く、縁がやや波打つ。外花被片3個は幅が狭く、縁は波打たない。裂片の先は平開しやや反り返る。雄しべは6個が花筒の上端につく。花柄は長さ1cm。 果実は長さ2-3cmの楕円形の蒴果。 若葉はヤブカンゾウなどと同じく食べられるが、数は多くないので採取は慎むべき。 内陸の草地に生えるノカンゾウはよく似ているが、花茎に葉をつけず、葉の質が薄くて越冬しないことで区別する。 花期:7-10月 分布:本(関東地方南部以西)・四・九 撮影:2016.7.29 神奈川県三浦市 |
まとまって生える。 2017.8.27 神奈川県三浦市 花被片は橙赤色で中央に黄色の筋が入る。 2016.8.4 神奈川県横須賀市 赤みの少ないタイプ。 2017.8.4 神奈川県三浦市 葉は根元から袴状に2列に並んで越冬する。 2022.8.5 神奈川県三浦市 果実。 2021.10.6 神奈川県横須賀市 no 果実殻。 2020.1.7 神奈川県横須賀市 |
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