ホシアサガオ(ヒルガオ科)[星朝顔] |
名は、真上から花を見ると星形に見えることからついたもの。 南アメリカ原産の生態系被害防止外来種の一つ。戦後に小麦などの輸入穀物の種子に混じって渡来したと考えられている。主に西日本の道端や河川敷など日当たりのよいところに生えるつる性の1年草。全体無毛。茎は他物に絡みついてよく分枝し、4稜があって長さ数mになる。 葉は互生し、長さ3-8cm、幅2.5-8cmの卵円形で全縁または浅く3裂し、先は短くとがり基部は心形。葉柄は長さ1.5-6cmでまばらにこぶ状突起がある。 葉腋から基部の葉の葉柄より長い花序の柄を出して、淡淡紅色で中心部は濃紅紫色の花を散形状に数個つける。苞は線状披針形で小さい。萼は鐘形で5深裂し、裂片は長さ5-8mmの長楕円形~披針形で縁に長毛があり先はとがる。花冠は長さ1.5-2cm、直径1.2-2cmの漏斗形で浅く5裂し、上から見ると5角形~星形で裂片の先はとがる。雄しべは5個で葯は白色。花柄にはこぶ状突起があるが、少ない。 果実はやや縦長の球形の蒴果で長さ5-8mm。2室からなり、上部に長毛が生える。種子は4個、半月形で熟すと黒色。 同じようなところに生えているマメアサガオは、花冠は白色で花柄にこぶ状突起が密にある。 花期:7-10月 分布:帰化植物 撮影:2019.9.27 神奈川県茅ヶ崎市 |
花冠中心部が濃色のものが多いが、あまり濃くないものもある。 2019.9.27 神奈川県茅ヶ崎市 葉の形は変化があり、先が短くとがるものからやや長く伸びるものまである。 2019.9.27 神奈川県茅ヶ崎市 |
マメアサガオに戻る |
検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。 |