ケイヌホオズキ(ナス科)[毛犬酸漿] |
南アメリカ原産の帰化植物で荒れ地に生える1年草。全体に腺毛が多くべたつき、臭気がある。茎は腺毛と長毛が混生し高さ20-50cmになる。 葉は互生し、長さ2.5-6cm、幅2-5cmの卵形で縁に波形の浅い鋸歯があり、基部は広いくさび形~切形で先は短くとがり、両面に腺毛が生える。葉柄は長さ1.5-3cm。 枝の途中または葉腋から長さ3-8mmの花柄を出して白い花を1-5個下向きにつける。花序軸、花柄には毛が密生する。萼は腺毛を密生し、花期に長さ約3mmの鐘形で深く5裂し、果期には長さ7-8mmに肥大して果実より長くなる。花冠は直径0.8-1cmの皿形で先は5裂し、裂片は3角形。 果実は直径6-8mmの球形の液果で、成熟後も緑色~茶褐色で黒熟せず、半ば以上萼に包まれる。種子は直径約2mmで扁平、淡褐色で光沢はない。 よく似ていて花が直径4-6mmのヒメケイヌホオズキは、ケイヌホオズキより多く見られ、写真のものもどちらなのか今となってはよく分からない。 花期:6-10月 分布:帰化植物 撮影:2001.9.9 青森県南郷村 |
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