ノアサガオ

ノアサガオ(ヒルガオ科)[野朝顔]

南アメリカ原産の帰化植物で、イリオモテアサガオの名で流通しグリーンカーテン用に栽培されていたものが逸出したもの。生態系被害防止外来種リストの重点対策外来種に指定されている。
ノアサガオ(在来系もある)の外来の系統を特にオオバアメリカアサガオとよぶことがあるようだが(→日本帰化植物図鑑第2巻)、YListでは別名としている。

茎は10m以上に達し、葉も巨大で長さ幅とも15cmのほぼ円形または3裂。電柱や植栽を覆い尽くすように繁茂し、その勢いはアレチウリクズの伸び方に似て凄まじい。茎の先端にまとまって花序をつけるのが特徴。
花は直径10cmほどで、開花時は青紫色で午後には次第に淡紫紅色に変化する。
花後に種子をつくらないが、葉柄近くから発根して根づくので、駆除のための刈取り後は注意が必要となる。
花期:6-12月
分布:帰化植物
撮影:2011.11.4 静岡県伊東市
ノアサガオ-2
開花時は美しい青色。 2017.7.25 神奈川県逗子市

ノアサガオ-3
壁面や生け垣を覆い尽くす。 2017.7.25 神奈川県逗子市

ノアサガオの葉
葉はほぼ円形または3裂。 2017.7.25 神奈川県逗子市


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。