オクウスギタンポポ

オクウスギタンポポ(キク科)[奧薄黄蒲公英]

別名ナンブシロタンポポという。

草地や林縁に生える多年草で花茎の高さ30cmほどになる。タンポポの仲間で花が白~淡黄色のものは、在来種ではシロバナタンポポ、キビシロタンポポのほか、東北地方にあるものはオクウスギタンポポとよばれている。他の白系タンポポと同じく倍数体であるため、単為生殖を行う。本種は5倍体。
頭花は直径4-6cm、シロバナタンポポに似ているが、頭花の中心の黄色の部分は広い。総苞外片は広卵形で反り返らず、内片の1/2~2/3。角状突起は通常極小でほとんど目立たない。
花期:4-5月
分布:本(東北地方南部)
撮影:2004.5.9 仙台市太白区
オクウスギタンポポ-2
頭花の中心の黄色の部分はシロバナタンポポより広い。 2004.5.9 仙台市太白区

オクウスギタンポポ-3
シロバナタンポポに似て舌状花の背面に灰色の帯があるが、総苞外片の角状突起は目立たない。 2004.5.9 仙台市太白区

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