オオバクサフジ

オオバクサフジ(マメ科)[大葉草藤]

林縁や原野に生えるつる性の多年草で、長さ0.8-1.5mになる。
葉はほぼ無柄で長さ7-20cmの偶数羽状複葉。小葉は互生または少しずれて対生して4-10個つき、先の巻きひげは分枝する。葉身は薄くて大きく、長さ3-5cm、幅1.5-3cmの卵形。裏面に網目状の脈が浮き出る。托葉は草質、長さ3-5mmの半卵形で下側に伸びる歯牙があるか、または細くて2裂する。
葉腋から長さ4-7cmの総状花序を出し、紅紫色~青紫色で長さ1.3-1.5cmの蝶形花を多数つける。小花柄は長さ4-5mmでまばらに軟毛がある。萼はやや斜形で長さ4-5mm、萼裂片は5個、ほぼ同長で長さ1mmの広3角形、萼筒より短い。花柱の上部に短毛がある。
豆果は長さ4-5mmの柄につき、長さ2.5-3cm、幅6-7mmの狭長楕円形。種子は黒色、無毛でほぼ円形。

よく似たヨツバハギは小葉が対生して4-8個つく。ヒロハクサフジは、小葉が対生して10-16個つく。
花期:8-10月
分布:北・本・四・九
撮影:2006.8.6 青森県八戸市
オオバクサフジ-2
2001.8.25 青森県八戸市

オオバクサフジの葉
分かりにくいが、小葉は互生している。 2006.8.6 青森県八戸市

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