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オオデマリ(ガマズミ科)[大手鞠)] |
名は、白色の大きな球状の花序を手毬に見立てたもの。別名テマリバナという。英名はJapanese Snowball。なお、オオデマリに対比してコデマリと呼ばれているものは、バラ科シモツケ属の落葉低木。 古くから庭木として栽培されている園芸種で、ヤブデマリから改良されたものとする文献もあるが、葉の形や側脈の数、毛の多少などの性質を考慮するとケナシヤブデマリから作出されたと考えるのが妥当。 幹からまばらに枝を出し、高さ1.5-3mになる落葉低木。樹皮は灰褐色で皮目が目立つ。 葉は対生し、長さ7-16cmの円形~広卵形。縁に3角形の鋭い鋸歯があり、基部は円形~やや心形で先は鋭くとがる。平行する側脈は10-15対あり、表面で深くくぼむ。質はやや厚いが軟らかい。葉の裏面や葉柄、花序に星状毛が散生するほかはほぼ無毛。 花序は短枝の先につき、球状で全て無性の装飾花からなる。大きいものは直径12cmほどになる。一つの装飾花は直径約2.5cmの漏斗形で裂片の先は円い。雄しべ、雌しべは退化して果実は実らない。萼片は5個で小さい。 ケナシヤブデマリは本州の日本海側に分布し、花序の中心に両性花があり、その周りを白色の装飾花が囲む。ヤブデマリも両性花があるが、葉が楕円形~広楕円形で側脈は7-12対と少ない。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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