サラサウツギ

サラサウツギ(アジサイ科)[更紗空木]

ウツギの八重咲き品種のうち、花弁の外側だけが紅紫色を帯びるものをいう。
「更紗」とは木綿布に人物や花などの模様を多色染めしたものをいい、ウツギの花に更紗染の模様があるように見えることからこの名がある。 別名ヤエウツギとも。更紗の名のつく植物は、ほかにサラサドウダンの類やシナノサラサケマンなどがある。
高さ1-2mになる落葉低木で、もともと自生品であるが、華やかで美しいので古くから庭園や公園で植栽されてきた。

紅紫色を帯びずに花弁の外側も白色のものはシロバナヤエウツギという。
花期:5-7月
分布:北・本・四・九
撮影:2022.5.18 神奈川県秦野市
サラサウツギ-2
花弁の外側が紅紫色を帯び、内側は白色。 2022.5.18 神奈川県秦野市

サラサウツギ-3
花は下向きに咲く。 2022.6.10 横浜市保土ケ谷区

サラサウツギの葉
葉は質が厚く対生し、羽状複葉に見えることがある。 2022.5.18 神奈川県秦野市

サラサウツギの葉-2
縁に細かい鋸歯がある。 2022.6.10 横浜市保土ケ谷区

サラサウツギの果実
果実は椀形の蒴果で、先端はややくぼみ花柱が残存する。 2022.6.10 横浜市保土ケ谷区

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