シロバナハンショウヅル(キンポウゲ科)[白花半鐘蔓] |
名は、ハンショウヅルの仲間で花が白っぽいことからついたもの。シロバナノハンショウヅルともいう。 林縁で低木に絡まって伸びるつる性の半低木~多年草。ややまれな植物で、撮影地付近ではあちこちで見ることができるが、少し離れると全く見かけなくなる。 葉は長い柄があり、1回3出複葉。小葉は長さ4-9cmの卵形で普通さらに2-3裂し、少数の鋸歯がある。 新枝の基部の葉腋から花柄を出し、広鐘形の花を下向きに1個つける。花柄には軟毛があって中ほどに1対の小苞がある。花弁はない。萼片は4個あり、黄白色で花弁状。長さ1.5-2cmの広楕円形~卵形で先は鈍く、縁と外面に白い軟毛がある。雄しべは多数あって花糸は無毛、乾くと黒くなる。葯は黄色。雌しべも多数で花柱は長さ2-2.5cm。 果実は長さ4-5mmの扁平な卵形の痩果。 花期:4-6月 分布:本(関東地方南部~近畿地方南部の太平洋側)・四・九 撮影:2017.5.9 横浜市栄区 |
雄しべ、雌しべは多数。 2017.4.19 横浜市栄区 蕾は球形。 2021.3.16 横浜市栄区 2017.4.28 横浜市栄区 低木に絡まって上に伸びたもの。ときに足下ではい回っているものもある。 2017.4.19 横浜市栄区 葉は1回3出複葉で小葉は2-3裂する。 2017.4.19 横浜市栄区 果実。 2017.11.29 横浜市栄区 |
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