シロバナイワブクロ(オオバコ科)[白花岩袋] |
イワブクロの品種で、花の白いものをいう。 高山帯の火山の砂礫地にいち早く侵入する先駆植物で、根茎が長く地中で伸びて広がり、茎は直立して高さ5-20cmになる多年草。茎は4稜形で相対する2列の稜上に毛が生える。 葉は無柄で対生し、長さ4-7cmの卵状長楕円形で厚みがある。縁にとがった鋸歯と毛があり先はとがる。 茎頂に総状花序を出し、長さ2.5-3.5cmの上下に少し潰れた筒形の唇形花を横向きに密集してつける。萼は長さ1.5cmほどで、5裂し腺毛と長毛が生える。花冠は白色で上唇は2裂、下唇は3裂し、外側に長い軟毛がある。雄しべは4個、仮雄しべが1個ありこちらが長くて目立つ。 花が終わると花冠が抜け落ち、長さ1-1.3cmで狭卵形の蒴果が萼に包まれて残る。種子は扁平で翼がある。 八甲田山でのイワブクロ生育地ではシロバナイワブクロも混生しており、特に苦労しないで見ることができる。 花期:6-8月 分布:北・本(青森県) 撮影:2001.8.18 青森市 |
イワブクロに戻る |
検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。 |