チョウセンシオン

チョウセンシオン(キク科)[朝鮮紫苑]

シオンの仲間で朝鮮半島原産なのでこの名がある。別名チョウセンヨメナという。

朝鮮半島原産の多年草で観賞用に大正年間に持ち込まれ、公園や庭に植栽されたものが逸出した。 性質強健で繁殖力も強い。
やや湿った日当たりのよいところに生え、茎は直立してあまり分枝せず、高さ40-80cmになる。全体無毛。
茎葉は質がやや厚く無柄で互生し、長さ10-15cm、幅3-5cmの披針形~狭楕円形で低い鋸歯があり、先はとがる。根生葉は開花時にもあり、長さ22cm、幅3cmほど。
枝先に少数の頭花をつける。頭花は直径3-5cm。総苞は半球形で高さ0.8-1cm。総苞片は4列に並び、縁は膜質で卵形~楕円形、先はとがる。筒状花は黄色で舌状花は明るい青紫色。舌状部は長さ1-1.2cm。
痩果は淡黒色で稜のある円柱形。無毛で冠毛はない。
花期:6-9月
分布:帰化植物
撮影:2002.6.24 埼玉県東松山市
チョウセンシオン-2
2007.9.8 岩手県葛巻町


検索サイトからこのページへ直接お越しの場合は、 トップページへお回りいただきフレームを表示させてください。