ハマアキノキリンソウ

ハマアキノキリンソウ(キク科)[浜秋の黄輪(麒麟)草]

海岸の草地に生える多年草。高さ10-30cmになるが10-15cm程度のものが多い。高山植物のミヤマアキノキリンソウの変種とされ、アキノキリンソウとハチジョウアキノキリンソウの雑種と考えられており、全体が小型で葉も小さい。
葉は互生し、長さ9cm未満の卵形~長楕円形で鋸歯は少なく7-10個、花序に近い葉はほぼ全縁、基部は円形、先は鈍形。縁に短毛があるほかは無毛で表面の光沢は少ない。葉は茎の中部に集まる傾向があり、翼のある柄がある。
頭花は直径1-1.5cmで総苞は長さ5-6mmの狭卵形。舌状花は長さ約8mm。

伊豆諸島に分布するハチジョウアキノキリンソウは、ハマアキノキリンソウより全体に大きく、葉の先はとがり、縁に粗く鋭い鋸歯が10-22個ある。
花期:8-11月
分布:本(千葉、神奈川、静岡県)
撮影:2018.10.29 神奈川県三浦市
ハマアキノキリンソウ-2
葉の先は鈍形。 2016.11.18 神奈川県三浦市

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