コメツブツメクサ(マメ科)[米粒詰草] |
名は、シロツメクサの仲間で花が小さいので米粒にたとえたものだろう。 ヨーロッパ~西アジア原産で、明治時代後期に侵入したと考えられている帰化植物。別名コゴメツメクサ、キバナツメクサという。初め東京都で見出されたが、現在では全国に広がっている。 日当りのよい道端や荒れ地、河川敷、公園の芝地などに生える1年草で、茎はほぼ無毛で細く、よく分枝して横に広がり長さ20-40cmになり、一面群落となる。 葉は複葉で3小葉からなり、小葉は長さ0.5-1.5cm、幅0.5-1.2cmの楕円形~倒卵形。基部はくさび形で先は円形またはややくぼみ、中部から先に低く不揃いの鋸歯がある。葉柄は長さ2-5mm。 葉腋から長さ1cm、直径4-8mmのほぼ球状の花序を出し、長さ3-4mmで淡黄色~黄色の小さな蝶形花を5-15個球状につける。萼は無毛で5裂し、中~下部の裂片は萼筒より長い。花は受粉すると茶褐色になって下を向き、豆果を包んだまま落ちないで残る。旗弁は広披針形。 豆果は長さ2mm、幅1mmの倒卵円形で無毛、種子は1個。 よく似たクスダマツメクサは20-30個の花が集まり直径2cmほどになる。コメツブウマゴヤシは1つの花序で20-30個の花があり、花後に花が落ちて豆果が裸出する。 花期:4-7月 分布:帰化植物 撮影:2008.5.1 神奈川県横須賀市 |
群落となって生える。 2022.5.17 川崎市宮前区 茎は細い。 2019.5.13 横浜市金沢区 花は5-15個と少ない。 2015.4.16 横浜市中区 小葉の中部から先に低く不揃いの鋸歯がある。 2022.5.17 川崎市宮前区 |
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