チョウジコメツツジ(ツツジ科)[丁子米躑躅] |
名は、花筒が細長いことからチョウジにたとえたもの。「丁子(丁字とも?)」とはフトモモ科の常緑樹であるチョウジノキのことで、花の蕾を乾燥したものを丁香といって香料や薬にする。現在ではクローブといわれている。細長いものに対して「チョウジ」が当てられているものが多く、チョウジソウ、チョウジザクラ、セキヤノアキチョウジ、チョウジギク、チョウジタデなど多数ある。 亜高山帯~高山帯下部の風の強い岩礫地に生える落葉小低木で、コメツツジの仲間。幹や枝は地をはうか斜上して高さ10-50cmになる。 葉は互生し長さ1cmほどの広披針形で全縁、先はとがる。両面に茶褐色の剛毛が生える。 枝先に、ほんのりと紅色を帯びた白花を1-3個つける。花冠は長さ6-7mmの筒形で4裂し、雄しべは花冠から突き出ない。 果実は蒴果。 花期:7-8月 分布:本(中部地方)・四(愛媛県) 撮影:2002.8.2 長野県大町市 |
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