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タネツケバナ(アブラナ科)[種漬花] |
種もみを水に漬けて、苗代の準備をする頃に花が満開になるのでこの名がついたという。 水田や流水沿いに多く、畑や道端にも生える越年草で、茎は下部から多数の枝を分けて高さ10-30cmになり、まばらに毛があり、下部は暗紫色を帯びることが多い。 葉は互生し、長さ2.5-9cm。奇数羽状複葉で小葉は1-8対あり、円形~長楕円形。頂小葉が側小葉よりやや大きい。 枝先に総状花序を出し、直径3-4mmの4弁の白い十字形花を10-20個つける。花弁は長さ3-4mmの倒卵形。萼片は長さ2mmの長楕円状卵形で紫色を帯びる。雄しべは6個でうち4個が長い。雌しべは1個。 果実は長さ1-2cm、幅1mmの線形の長角果で、熟すと2裂して種子をはじき飛ばす。種子は1列に並び、長さ1mmの広卵形。 よく似ているが、道端や畑に生え、全体に毛が多く、茎が細くて直立するものをタチタネツケバナという。 山地の渓流沿いに生えるオオバタネツケバナは、全体無毛で頂小葉が側小葉よりかなり大きい。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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